大分県には、鉄鋼、石油、化学、半導体、電気、自動車、精密機器など幅広い分野の企業がバランス良く立地しています。また、企業立地の推進は、地場企業のビジネスチャンス拡大や、技術力向上などの効果をもたらし、地域全体の産業競争力強化にもつながっています。このように、地場企業と進出企業が共生・発展する産業集積が進み、本県の製造品出荷額は九州第2位となっています。
大分県では、既存の産業集積を活かした企業誘致をはじめ、地方創生の実現に向け
た本社機能の移転、女性の活躍に繋がる企業に加え、近年の情報関連技術の進展やコロナ禍による地方への分散に伴った、働く場所にとらわれないサテライトオフィスやリモー
トワークの誘致を推進しています。
また、AI、ドローン、アバターなどを活用したプロジェクトを積極的に創出するとともに、新たに「ポストコロナ社会におけるDX・先端技術への挑戦」を掲げ、地域社会の主役である県内企業の皆様がDX(デジタルトランスフォーメーション)により生産性向上と競争力確保を実現できるよう、きめ細やかに支援していくこととしています。
加えて、アジア初の水平型人工衛星打ち上げの発進基地-宇宙港となる大分空港を拠点としたプロジェクトなど宇宙への挑戦も進めており、新たな産業の創出にも期待が高まっています。
さて、大分県は別府や由布院など誰もが知る温泉地を有し、源泉数・湧出量ともに日本一の「おんせん県」です。また、くじゅう連山やリアス式海岸などの美しい自然に恵まれています。このような豊かな環境の中で、全国的に有名な関あじ・関さばや、かぼすブリ、おおいた和牛など新鮮で安全な「The・おおいた」ブランドの農林水産物を多く育んでいます。
さらに、「子育て満足度」、「健康寿命」、「障がい者雇用率」の3つの日本一を目指した暮らしの環境づくりの取組や、地域の特色を活かした各市町村の移住対策なども充実しており、移住された皆様から住みやすく、働きやすいとの評判をいただいています。
「おんせん県おおいた」に、ぜひ一度お越しいただき、実際に大分の魅力を肌で感じていただければ、きっと具体的に進出のご検討が進むのではないかと期待しています。
事業展開を検討されるに当たって、物件や人材確保に関するご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。私ども大分県庁はもとより、市町村や関係機関と連携したワンストップサービスとフォローアップ体制により、日本一のおもてなしでお応えします。
大分県へ進出していただき、この地で活躍、発展していただけるよう心からお待ちしています。
大分県知事 広瀬勝貞